紅葉も色づき、木々の葉が美しさをます季節となりました。
園庭に落ちているどんぐりや銀杏の葉を子ども達は集めて、形や色の違いを楽しんでいます。見ていて思うのですが、子どもたちの観察する力はすごいものです。どんぐり一つをとっても、その形だけでなく、形状や色の変化をよく見ています。就学前に子どもたちが創造的にさまざまなものをとらえてみていることはこれからの成長に大きな恵みを与えるものでしょう。
それは、一つの見方ではなく、違った見方を子どもの頃に養っていることに大きな意味があると思うのです。子どもの視点は外からの価値観を待たない形で見ているわけですから、さまざまなとらえ方があります。そこには、色々な違いを受け入れる素養があるといえるでしょう。
違いを受け入れることができると、さまざまなコミュニケーションがひろがります。たとえば、今、グローバル化、つまり、国際化がさまざまな場所で大切であると謳われています。中等教育、高等教育において、国際化社会に対応できる人材を養成するといいます。その時に大切なことは、風習、文化、習俗、皮膚の色、価値観が違うということを受け入れて対応することがなければ、国際化社会での対応はとても難しいといるでしょう。
私たちの聖愛幼稚園の子どもたちは、違いを大切に、なぜ、違うのかを受け取り、違いの中から他者との関係をどのように作ることができるかを考えながら、コミュニケーションをとっています。このことこそ、「隣人を自分のように愛する」ことなのです。
私は、韓国の方と長く関わりを持っています。近い国であったとしても、風習、文化、価値観は違います。しかし、違うことを対立の事柄とせず、違いを受け入れ、共通点の見つけていく中で、人間として関わりをもつことをなすことが、人間性の豊かです。聖愛幼稚園の子どもたちがこれからも豊かな感性をもった子どもとして成長するように祈りつつ、見守っていきたいです。          木村真彦